「移動祝祭日」

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 ヘミングウェイ「移動祝祭日」読了

 作者のパリ滞在時代を描いたすばらしい回想記。エズラ・パウンドや、ロスト・ジェネレーションの名付け親であるガートルド・スタインなどの逸話も興味深いが、なんといっても白眉なのは後半の3章に登場するフィッツジェラルドだ。

 すでにアルコールに溺れていたフィッツジェラルドの描写は終始辛口だ。しかし、へミングウェイの主観という以上に、実際にそうだったのではないかと思わせる。フィッツジェラルドは自らの小説の悲劇を自ら演じているような。この作品に登場するスコット・フィッツジェラルドは「夜はやさし」のディック・ダイヴァーそのものである。
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