ツイメルマンによるシューベルトのピアノ・ソナタ第20番・21番



 クリスティアン・ツイメルマンによるシューベルトのピアノ・ソナタ第20番・21番。ツイメルマンの最新録音である。

 僕はこのところシューベルトのピアノ・ソナタ第21番を様々な演奏家で集中的に聴くことがある。そうするようになったのは一昨年の12月にツイメルマンのリサイタルでこの曲を聴いたからだ。

 演奏時間が40分以上に及ぶこの大曲、リヒテルに代表されるようにシューベルトの深い諦念を感じさせる演奏が多かった。それに対しツイメルマンは、若者の逡巡と旅立ちとでもいうような、みずみずしさを感じさせる新しい解釈を示した。ライブでこの曲を聴いて、冥土の土産級の演奏だと思った。

 このCDは日本での全国ツアー終了後に新潟で録音されたもの。演奏はライブで聴いたとおり。超弩級の内容である。
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