「オルセーのナビ派展」

 静岡出張。静岡は小雨で富士山も見えず残念。往路2時間半の移動中はWalkmanでリヒテルのシューベルトを聴きながら、ひたすら「群衆の悪魔(デュパン第四の事件)」を読む。

三菱一号館美術館

 仕事は支障なく終わり、帰りに丸の内の三菱一号館美術館で「オルセーのナビ派展」を観る。

三菱一号館美術館

 19世紀末のパリで活動したというナビ派。印象派やシュールレアリスムのような大きな芸術運動ではなく、非写実的な手法や内面的な題材を用いた絵画作品を得意とした。女性と子どもを好んで題材にしていて、僕の好みでもある。

 解説のレシーバーを借りて聴きながら鑑賞していたら、同じくレシーバを手にした女性とほぼ同じペースで会場を回ることになった。女性の体の曲線を好んだというナビ派の流儀と同様、絵の鑑賞と同時にその女性のお尻の曲線を堪能した次第。

Photo: iPhone 5s Camera
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ルノワール展

ルノワール展

 妻に「ルノワール展」を観に行こうと提案されたので午後から美術館へ。

 車で行ったら、日曜日なのに駐車場が空いていた。ところが、会場内は結構混んでいた。地下鉄利用者が多くなったのかな。

 さて、ルノワールの初期の印象派展の時代から後期まで、国内外の作品を集めたこの展覧会。ふくよかな女性の裸体というテーマは晩年になって獲得したものだったことが判る。そこに至るまでの絵のモデルもほとんどが女性。ここまで徹底しているのは実にすばらしい。見習わなければ。

 当時はあまり認められていなかったというルノワール。現在のデジタル画像編集ソフトのレタッチは彼の筆使いを参考にしているような気すらした。

Photo: iPhone 5s Camera

クラーナハ展

クラーナハ展

 東京に移動して「クラーナハ展」。

 クラーナハはルネサンス期のドイツの画家。今回の展覧会では看板にも使われている「ホロフェルネスの首を斬るユディット」や裸体の「ヴィーナス」がよく宣伝されているけど、基本的には肖像画家だったようだ。

 今回の展示会にも貴族のパトロンに依頼された肖像画の割合が多い。僕は絵の技術的なことは全然判らないのだけれど、それらの絵は特にうまいとは思えず、むしろ凡庸とさえ感じた。

クラーナハ展

 しかし、女性の裸の絵になるとにその印象は一変し、現代的な様相が現れる。細い体、扁平な胸、長すぎる腕と脚、切れ長のまなざし。今時の若い女性にいるよね。

 こういう作品は10点くらいしかなかった。それでも、観る価値は十分ある上質のエロティシズム。

Photo: Canon PowerShot S120

ぐりとぐら展

ぐりとぐら展


 「ぐりとぐら展」を観に美術館に行ってきた。

 日本を代表するこの童話は、息子が小さい頃に家にあったし、ぐりとぐらが登場するカルタをやったりもした。カルタで印象に残っているのは、「知らぬ間にシルクハットに白い鳩」。その原画もちゃんとあった。

 原画で構成された展覧会をひととおり観て感じたのは、この童話には押しつけがましさがまるでないこと。主張らしきものは、外でみんなと弁当を食べるとおいしいということくらいだ。これが長続きしている理由か。

 ぐりとぐらの1年間を12枚の絵で表現した作品のポスト・カード(12枚)と、木製のスタンド。図録を買う。今日は、癒やされますた。

Photo: Canon PowerShot S120

ヘレン・シャルフベック展

Canon PowerShot S120

 美術館でヘレン・シャルフベック展。シャルフベックは19世紀後半から20世紀前半にかけてフィンランドで活躍した女流画家で、日本ではほぼ無名の存在だ。では、なぜ僕がこの展覧会に出かけたかというと、

Canon PowerShot S120

 この絵にインスパイアーされたから。こういう経験は東京上野でハンマースホイ展の看板に"やられ"て、どういう画家かも知らずに国立西洋美術館に入って以来だ。

 シャルフベックが描く対象はほとんどが女性か子どもなので、同性愛的な傾向があったのかと感じたが、そういうわけではないようだ。2度の失恋が男を遠ざけたのかもしれない。

 モネやルノアールのような超一流の画家ではないかもしれないが、とにかく絵がうまい。会場は空いていたので、レシーバで解説を聴きながらゆっくりと作品を楽しめた。どちらかというと、内省的になる前の若い頃の絵がよかった。
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気がつけばもはやアラ還。
そろそろ休みたくなってもきた、
いっこうに悟りそうもない男の日常。

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