「東京公園」



 青山真治「東京公園」

 患者をほったらかしにして外に出かける歯科医はいない。客そっちのけで内輪話に興じるバーはない。子連れで浮気をする人妻はいない。など、ありえない設定が多すぎる。

 その他、いろいろ盛り込みすぎて、肝心の謎めいた子連れの人妻を公園で写真をとるという主題が生きていない。「フォロー・ミー」に匹敵するいい題材なのになあ。★☆☆☆☆

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「Vision」



 河瀨直美「Vision」

 これは河瀬直美版「サクリファイス」のようなものかと観ながら感じた。ちょっと違うような気もするけど。

 河瀬映画にはこのところ永瀬正敏が出ているが、色がつかいないという意味では、かつてのように素人俳優のほうがこの作品にはふさわしかったかもしれない。僕はストーリーが判りにくいのはいっこうに構わない。むしろこの映画は判りやすすぎたという印象。★★★☆☆

「オーシャンズ11」



 スティーヴン・ソダーバーグ「オーシャンズ11」

 気楽に観られればいいという以上の何物でもない映画のだが、もう少し中身をつめればなあとは思う。ジュリア・ロバーツの役はなくてもいいんじゃないかな。

 周辺のエピソードが多い割には、難攻不落のカジノの金庫に侵入する描写があっさりしている。この点はミッション・インポシブルのほうが上だ。ただ、再度書くけど、気楽に観られればいいという以上の何物でもない映画ではある。★★★☆☆

「怪盗ルビイ」



 和田誠「怪盗ルビイ」

 何の前ぶれもなくミュージカル調になったり、和田誠の遊び心が随所に発揮された作品。

 若い頃の小泉今日子の魅力が画面に満ち溢れている。この頃の小泉今日子は加賀まり子そっくりだな。それに対して、相手役の真田広之はミスキャストのような気がするけど、はまり役すぎてリアリティが出てしまうと逆効果なので、まいいか。★★★☆☆

「FOUJITA」



 小栗康平「FOUJITA」

 見えることを拒んでいるかのような暗い映像表現が見事。当時のパリの夜はこんなものだったのかと思わせる。後半に移って、日本に帰国してからは昼間でも人物の表情が全く見えない。いくらなんでもこんなに暗くはないだろうと感じたが、それが時代の暗さだったのかも。

 藤田嗣治役のオダギリ ジョーのフランス語の発音がすばらしい。日本の役者の中で一番うまいのではないか。★★★★★
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Author:joyce
還暦をすぎ第二の職場に通う日々。自分では気を使っているつもりでも、妻からは自由人と言われている。

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