「心と体と」

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 イルディコー・エニェディ「心と体と」

 めずらしいハンガリー映画。決して大げさな演技に流れることなくドラマが展開される。派手さはないが、良質な佳品。

 二人が見る夢に出てくる鹿の場面が、鹿が演技をしているわけではないだろうけど、二人の心象をよく表現している。最後の破綻からの再生が安易な感じがするものの、思いがけずヒロインがおっぱいを見せてくれたので★★★★★
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「探偵はBARにいる3」



 吉田照幸「探偵はBARにいる3」

 シリーズ2作目の「ススキノ大交差点」と続けて観た。ヒロインの北川景子が美しく、すばらしい。これは傑作だ。強いて言えば乱闘シーンが凡庸だけど、それを期待しては観ていないのでさしたる問題ではない。恋愛テーマに深入りせず、コミカルなハードボイルドに徹したのがよかったのではないかな。★★★★★

「シェルタリング・スカイ」



 ベルナルド・ベルトルッチ「シェルタリング・スカイ」

 小説を読んだときもそうだったけど、主人公のポートとキットという名前が、僕にはポートが女でキットが男に感じられて混乱した。それはともかく、キット役の女優に最初違和感があったが、時間が経過するにしたがって存在感を増してきて、砂漠の放浪で体中が垢にまみれて黒くなるにつれてますます美しくなるのはたいしたもの。

 また、鑑賞したBDの特典に加えられている原作者のポール・ボウルズのインタビューで、「世界は闇に囲まれている。空の青がそれを隠しているだけだ」という言葉は、作品のタイトルの意味ばかりではなく、世界の根源を言い表しているようですごい。★★★★★

「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」



 ヨアヒム・ローニング「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」

 「最後の海賊」という副題は日本の配給業者がつけたもので、このシリーズの最終作というわけではないらしい。(原題は、死者は何も語らず。)

 とりわけ新しい要素はないものの、海賊、亡霊、美女、秘められた宝、恋とくればおもしろくないわけはない。シリーズの中でもいい出来栄えだと思った。ハリウッドは常にこの水準の映画は作れるという見本のような作品。☆☆☆☆☆

「東京公園」



 青山真治「東京公園」

 患者をほったらかしにして外に出かける歯科医はいない。客そっちのけで内輪話に興じるバーはない。子連れで浮気をする人妻はいない。など、ありえない設定が多すぎる。

 その他、いろいろ盛り込みすぎて、肝心の謎めいた子連れの人妻を公園で写真をとるという主題が生きていない。「フォロー・ミー」に匹敵するいい題材なのになあ。★☆☆☆☆

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Author:joyce
還暦をすぎ第二の職場に通う日々。自分では気を使っているつもりでも、妻からは自由人と言われている。

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